はじめに
世界中で愛されている食べ物であるチーズ。
本記事ではそのチーズの起源や伝播について簡単に書かせていただきました。
チーズの起源
チーズの起源は山羊や羊のミルクが乳酸菌によって固まることが発見されたときになります。
発祥はチグリス川、ユーフラテス川流域のメソポタミア地域であり、はじまりは紀元前4000年頃になります。
家畜化の起源であるメソポタミア文明の発展とともにチーズは進化していきます。家畜によって得られるミルクには腐りやすいという弱点がありました。しかし、ミルクから加工されたチーズは腐りにくく持ち運びも容易であるため狩猟やヨーロッパ移住の際に重宝されました。
アラビア民謡によるチーズのはじまり
アラビア民謡ではチーズのはじまりについて記されています。
むかしむかし、アラビア商人が羊の胃袋でつくられた水筒に羊のミルクを入れ、旅をしていました。
商人は砂漠を歩き続けミルクで喉を潤そうとしたとき、そこにミルクはなく水筒の中には黄色っぽい液体と白い塊ができていました。恐る恐るその白い塊を食べてみると非常に美味しかったと言われています。
これがチーズ発見の物語です。
チーズ文化の伝播
メソポタミア地域で生まれたチーズはギリシャ→ローマへと伝播していきます。ローマ時代になるとチーズの改良が進み種類も多様化していきます。
この頃には裕福な階層だけの食べ物ではなく一般食として普及していました。
ローマのヨーロッパ制覇をきっかけにチーズはヨーロッパ全土に広がりました。そして、大航海時代を迎え新大陸の発見によりチーズは世界的に普及していきました。
まとめ
チーズの起源はタタール人、チベット人、ペルシャ人のいずれかが発見したという説もありますが、それを証明する資料はなくメソポタミア地域を起源とする説が最有力とされています。
現在では世界中に広まり各国の食文化に欠かせない存在となったチーズですが、製造方法や日本への伝来などまだまだ知りたいこと書きたいことばかりなので今後もチーズについて発信していきたいと思います。
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